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住宅購入者の約56%が住宅性能を「なんとなく・ほとんど理解していなかった」。購入後に認識が変化した人の約67%が耐震性能の重要性を実感

住宅購入者の約56%が住宅性能を「なんとなく・ほとんど理解していなかった」。購入後に認識が変化した人の約67%が耐震性能の重要性を実感

マイホームの購入は、人生における大きな決断のひとつです。

多くの方が長い時間をかけて検討し、家族の暮らしを支える住まいを選んでいます。

近年は、耐震等級や断熱性能、省エネ性能といった「住宅性能」への関心が高まっています。地震への備えや光熱費の節約、夏冬の快適さに直結する要素として、住宅選びにおいて重視される傾向が強まっています。

では、実際に住宅を購入された方は、こうした住宅性能をどの程度理解したうえでマイホームを選んでいるのでしょうか。

ということで今回は株式会社NEXERと共同で、事前調査で「住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女250名を対象に「住宅購入時の住宅性能に対する理解度」についてのアンケートをおこないました。

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2026年5月1日 ~ 5月11日

調査対象者:事前調査で「住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女

有効回答:250サンプル

質問内容:

質問1:住宅購入時に「住宅性能」(耐震等級、断熱性能、省エネ性能など)をどの程度理解していましたか?

質問2:住宅性能に関する情報はどこから得ましたか?(複数回答可)

質問3:「長期優良住宅」という制度を知っていますか?

質問4:どの程度内容を理解していましたか?

質問5:住宅性能について、購入前と購入後で認識に変化はありましたか?

質問6:どのように変わりましたか?(複数回答可)

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

質問1:住宅購入時に「住宅性能」(耐震等級、断熱性能、省エネ性能など)をどの程度理解していましたか?

まずは、「住宅性能」(耐震等級、断熱性能、省エネ性能など)をどの程度理解していたかを聞いてみました。

その結果「よく理解していた」と回答した方は8.8%、「ある程度理解していた」は35.2%となり、合わせて44.0%の方が一定の知識を持ったうえで住宅を購入していたことがわかりました。

一方で「なんとなく理解していた」が28.0%、「ほとんど理解していなかった」も28.0%となり、合わせて56.0%の方が住宅性能をあいまいにしか把握しないまま購入していたことが明らかになりました。

耐震性・断熱性・省エネ性といった性能面については、十分に理解しきれないまま購入に至ってしまうケースが少なくないようです。

質問2:住宅性能に関する情報はどこから得ましたか?(複数回答可)

続いて、住宅性能に関する情報をどこから得たかを聞いてみました。

住宅性能に関する情報はどこから得ましたか?(複数回答可)

最も多かったのは「住宅会社の営業担当」で55.2%でした。

次いで「住宅展示場」が31.2%、「インターネット検索」が22.8%と続きました。

一方、「知人・家族の口コミ」は11.6%、「書籍・雑誌」は8.8%、「比較サイト」は3.6%、「SNS」は2.4%と、いずれもごく少数派にとどまっています。

住宅性能に関する情報は、インターネット検索や口コミよりも、住宅会社の営業担当や住宅展示場など、住宅を販売する側から得ている方が圧倒的に多いことがわかります。

質問3:「長期優良住宅」という制度を知っていますか?

続いて、住宅性能に関わる制度のひとつである「長期優良住宅」について、知っているかどうかを聞いてみました。

長期優良住宅とは、長期にわたって良好な状態で住み続けられるよう、一定の基準を満たした住宅に与えられる認定制度です。税制優遇や住宅ローン金利の引き下げなど、購入者にとってメリットのある制度として知られています。

「長期優良住宅」という制度を知っていますか?

その結果、「知っている」と回答した方は28.0%。一方で「知らない」と回答した方は72.0%にのぼりました。7割以上の住宅購入者が、長期優良住宅という制度を知らないまま住宅を購入していたことになります。

購入者にとって経済的なメリットが大きい制度であるにもかかわらず、十分に認知されていない実態が浮き彫りになりました。制度の存在を知っているか否かで、購入時の選択肢や住宅ローンの条件が変わる可能性もあるだけに、認知度向上が今後の課題といえそうです。

質問4:どの程度内容を理解していましたか?

続いて、「長期優良住宅」を知っていると回答した方に、どの程度内容を理解していたかを聞いてみました。

どの程度内容を理解していましたか?

その結果、「制度の条件やメリットまで理解していた」と回答した方は24.3%でした。

一方で、「一部は理解していた」が61.4%で最も多く、「あまり理解していなかった」も14.3%となっています。

つまり、制度の存在を知っていても、条件やメリットまで詳しく理解していた方は4人に1人程度にとどまりました。名前は聞いたことがあっても、具体的な内容までは十分に把握できていない方が多いことがわかります。

質問5:住宅性能について、購入前と購入後で認識に変化はありましたか?

続いて、住宅性能について、購入前と購入後で認識に変化があったかを聞いてみました。

その結果、「大きく変わった」と回答した方は12.8%、「やや変わった」は23.6%となり、合わせて36.4%の方が購入前後で何らかの認識の変化を経験していました。

一方で、「あまり変わらない」が49.6%、「まったく変わらない」が14.0%となり、合わせて63.6%の方は、購入前後で大きな認識の変化はなかったようです。

実際に住み始めてみて初めて気づくことがある一方で、購入前の検討段階である程度納得して住宅性能を理解していた方も多いことがうかがえます。

質問6:どのように変わりましたか?(複数回答可)

最後に、認識が変わったと回答した方に、具体的にどのように変わったかを聞いてみました。

どのように変わりましたか?(複数回答可)

最も多かったのは「耐震性能の重要性を意識するようになった」で67.0%でした。

次いで「断熱性能の重要性を実感した」が58.2%、「快適性(暑さ・寒さ)の違いを感じた」が42.9%、「光熱費への影響を実感した」が39.6%と続きました。

これらはいずれも、毎日の暮らしに直結する項目です。

冬の冷え込みや夏の蒸し暑さ、毎月の電気代やガス代など、実際に住み始めてから住宅性能の差をはっきりと体感した方が多いことがうかがえます。

また、「メンテナンスの重要性を感じた」も36.3%となっており、長く住み続けるうえでの維持管理の大切さに気づいた方も少なくないようです。

一方で、「性能よりも立地や間取りを重視すべきだと感じた」と回答した方も15.4%いました。住宅性能だけにとらわれず、立地条件や間取り、家族のライフスタイルなど、ほかの要素とのバランスを住み始めてから見直すケースもあるようです。

■まとめ

今回の調査では、住宅を購入したことがある方の約56%が、購入時に住宅性能を「あいまいにしか理解していなかった」と感じていることがわかりました。住宅性能に関する情報源は「住宅会社の営業担当」が最多となりました。

購入後に住宅性能への認識が変わった方のうち、約67%は耐震性能の重要性を意識するようになったと回答しています。実際に住み始めてから、住宅性能の大切さに気づくケースが少なくないことがわかりました。

これから住宅の購入を考えている方は、信頼できる情報源を複数活用しながら、納得のいく住まい選びを進めてみてはいかがでしょうか。

 

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